法人の枠を超えて「福祉の仕事の魅力」を伝える場! 「フクスタ★カフェ」イベントレポート

 

2018/8/7

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介護事業者が手を取り合い、生まれた新しい採用の形。

「人材不足」が業界を問わず叫ばれる今日、介護業界の人手不足は特に深刻化しています。

そんな中、「自分の会社だけが勝てばよい」と思うことに違和感を持っていた関西の複数の介護事業所が、互いに手を取り合い、新しい採用の形を模索しています。4つの事業者が共同で企画・集客をして展開されるイベント「フクスタ★カフェ」。

Join for Kaigo代表の秋本も特別セミナーの講師として関わらせていただいたこの素敵な取組を紹介させて頂きます。

 

2018年8月7日、介護業界の魅力発信を目的とするイベント「フクスタ★カフェ」の2回目が開催されました。

関西で展開する4つの法人(社会福祉法人慶生会社会福祉法人豊中福祉会社会福祉法人優心会社会福祉法人隆生福祉会)が集い、「介護の仕事の魅力」を学生に知ってもらうことを目的としたイベントです。

当日は福祉学部の3回生(3年生)だけでなく、他学部の学生や1回生も混じって、20名以上の学生が参加されていました。

イベントの開催にあたり、各法人の採用担当者が、分担して学校に声をかけて回り、お互いが声をかけきれない部分をカバーし合ったそうです。結果として、1つの法人単体で行うよりも、幅広い学生にリーチをすることができ、多くの学生が集まりました。

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イベントは梅田のカフェで開催。とても明るい雰囲気でプログラムは進みました。ゲスト講師として参加した秋本は、自身の学生時代の体験や、介護領域のユニークな取組も紹介しながら、学生の皆さんに「外の世界を知ることの大切さ」をお話させていただきました。

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"今日だって行動したから、自分が知らなかった介護を知ることができました。これからも福祉に限らず、知るために行動したいです。"

秋本の話を受けた参加者同士の意見交換でも、前向きな対話が生まれていました。

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参加者の皆さんが楽しくリラックスしながら参加できるように…。

飲み物やデザートを提供するなど、運営メンバーの工夫で、参加される方が話しやすく、打ち解けやすい雰囲気が演出されています。

"この雰囲気のおかげで、参加者も柔らかい雰囲気でいられて、友達にもなりやすい。美味しいものも食べられて、業界の勉強もできる。こんなの初めてです。"

と学生が語ってくれました。

「一般的な会社説明会では、服装こそはカジュアル指定の企業も増えてきたけれども、オフィスや会議室で行われることがまだまだ多い。気兼ねなく、友達を連れて来てほしい」という運営メンバーの思いから、「フクスタ」ではカフェを会場として選ばれたそうです。実際に友達を誘って複数人で参加している学生もいました。

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会場を率先して盛り上げてくれたのは、普段は介護現場で働く若手スタッフたち。

学生にもマイクを向け、ジョークを交えて会場を笑いで包んでくれました。

学生同士だけでなく運営スタッフも混ざって会話が飛び交う、非常に活気のあるイベントでした。

イベントの後半は、4つの法人紹介と、事前に学生から集めた質問に答えるパネルディスカッションが行われました。

1つの質問に対して複数の法人で答えていきます。学生からすると、情報収集として効率が良いだけでなく、情報の信憑生も高く感じられているようでした。

さらに、法人の説明会に行くとその法人のイメージが、そのまま業界のイメージになってしまうことも少なくありません。ここでは4法人が集まっているからこそ、偏ることなく業界の全体像を見ることができているように思います。

「この法人は合わないから、この業界は合わないな」と、一つの法人の話を聞いただけで、その業界を検討から外してしまう学生を減らすことにも繋がると感じました。

 

「例え一緒に企画実施した法人に就職したとしても、業界に貢献していることと言える。」そんな熱い想いを持った4法人で開催された「フクスタ★カフェ」は、非常に魅力的でした。

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"介護業界に対してそもそもイメージができていなかったけど、こんなに若くて明るい方が多いなんて驚いた。"

"日々の業務を超えて、業界や地域に貢献しようという活動があることを知らなかった。自分が貢献したいと思った時に、繋がれる法人さんを知ることができて本当に良かった。感動した。"

"マイナスイメージしか聞いたことがなかったから、プラスの「やりがい」の部分に触れることができて良かった。"

参加後のアンケートからは、このような前向きなコメントが多くあり、このイベントを通して介護業界に前向きなイメージを持った学生が多くいたことが伝わってきました。

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また、このようなイベントを企画し、自分の言葉で介護の魅力を伝えることは、運営に携わる若手メンバーにも、よい成長・モチベーションアップの場になっているようでした。

"学生だけでなく現場スタッフや採用担当者にも笑顔が多く見られるのが、招いている側としてとても嬉しい!"

"違う事業所の同年代との輪が広がり、とても楽しい。 一緒に出かけたり、悩みも共有したりして、自分自身のモチベーションアップにも繋がった!"

「フクスタ★カフェ」では学生だけでなく、お互いの事業所の現場スタッフ巻き込んで、その地域を通じて業界を盛り上げていくことへの可能性の大きさを感じました。

次回は学生も交えて企画を開催していくそうです。

次回の「フクスタ★カフェ」を楽しみにしている学生さんも多く、今後も楽しみです!

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【この記事を書いた人】

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佐藤 亜美 株式会社Join for Kaigo

大手介護事業会社の有料老人ホームにて2年間現場で働いた後、自身が感じた介護現場への疑問を解決するために、働き方を変える。
2018年 「働くデイサービス」で認知症の方と価値を生み出すことを学びながら、株式会社Join for Kaigoで介護現場を支えることに携わる。

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