「入社する1社」に選ばれるポイントとは?(WEB版2025年を生き残る採用セミナー⑤)

 
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「地域」の担い手を育成する、日本初の本格的な介護経営情報誌「地域介護経営」(発行:株式会社日本医療企画)にて、Join for Kaigo取締役 野沢 悠介が「2025年を生き残る採用セミナー」を連載中です。

介護事業所の採用活動において、大切にすべき視点や、実践例を全12回にわたって紹介させて頂いています。
本サイトでも、WEB版として加筆・修正の上、連載内容をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

□「入社する1社」に選ばれるポイントとは?

採用市場は、「超売り手市場」です。採用に携わる方であれば、強く実感しているのではないでしょうか。有効求人倍率も1.64倍(2018年9月)と44年ぶりの高い数値を維持しています。求職者側からすれば、働く場所を選びやすい時代と言えると思います。

そういった状況のなか、せっかく採用内定を出しても、辞退をされてしまう事例が新卒採用・中途採用共に増えているというお話をよく伺います。

せっかく内定まで結び付けた人材が離れていってしまうことは、できる限り避けたいこと。今回は、内定辞退防止について考えてみたいと思います。

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□辞退してしまう原因とは

当然ではありますが、採用内定となった方は、その企業・職種・条件に興味を持ち、働くことをある程度イメージできたからこそ、選考に参加してくれています。

それでも辞退となってしまう場合は、求職者にとって、いくつかある選択肢の中で「一番働きたい企業」になれていない、もしくは内定者が抱える何らかの不安を払拭できていないことが要因です。

条件や仕事内容など、容易には変えられず致し方ないものもありますが、どちらの場合もコミュニケーションやフォローアップで、内定者の入社意欲を高めることは可能です。

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□日々の積み重ねが入社への決め手となる

まず意識していただきたいポイントは、「内定者フォローは、求職者と会った瞬間から始まっている」ということです。

求職者にとってはその企業と出会ったときから「ここで働きたいか」という検討がスタートしています。採用が決まってから、あの手この手で入社意欲を上げようとしても、手遅れになったり、手のひらを返したように見え、かえって逆効果になることも。

実際に求職者や就職活動の学生を対象にした調査を見てみると、入社意欲が高まるタイミングは、内定通知のタイミングではなく、それ以前のかかわりのどこかということが多いことも感じられます。

これまでもお伝えしてきたように、早いタイミングから求職者の知りたい情報を伝え、真摯に向き合い、「あなたと働きたい」というメッセージをさまざまな形で発信していくことが重要です。その一つひとつの積み重ねが、入社の決め手となります。

また、「接触回数を増やす」ということも有効です。

これは直接会う形でも、電話やメールでも構いません。条件や仕事内容に納得感がある場合、最後の決め手として「一緒に働く人」や「職場の雰囲気」を意識する人が多く、その点のマッチングを図る機会が多く、より接点を密にしていた企業ほど、迷ったときに最後に選ばれる確率は上がります。

誰しも、自分を認め必要としてくれる場所で働きたいもの。最後の一手は採用担当の熱意ある言葉になるのかもしれません。「一緒に働きたい」と思える方には、その想いをさまざまな形で伝えてみてください。

※本記事は、「地域介護経営 2018年5月号(2018年4月20日発行 No.179)」にて掲載されたものです。(一部加筆をしています。)

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【この記事を書いた人】

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野沢 悠介 株式会社Join for Kaigo取締役

立教大学コミュニティ福祉学部卒業。
大手介護事業会社にて新卒採用担当・産学共同プログラム担当・採用部門責任者等を担当し、年間400~500名規模の介護職新卒採用スキームを構築。
2017年 株式会社Join for Kaigo取締役就任し、介護領域全体の人材確保・定着力の向上を目指す。主な実践領域は、コミュニケーション・キャリアデザイン・リーダーシップ・チームビルディング・目標設定等。